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平成29年度多面的機能支払交付金事例研究会が開催されました

2017.10.16 15:50
 平成29年10月11日~12日にかけて、東京都渋谷区「国立オリンピック記念青少年総合センター」において、農林水産省農地資源課多面的機能支払推進室、関東農政局、全国水土里ネット多面的機能支払促進協議会主催による『平成29年度多面的機能支払交付金事例研究会』が開催されました。
 この研究会は、農業・農村の多面的機能の発揮の促進に向け、先進的な活動事例の情報を共有し、活動の更なる充実や活動組織間等のネットワーク形成を図ることを目的に毎年度開催され、今年度は規模を拡大し、2日間に渡って開催されました。
 1日目は、関係者約500名が参加し、農林水産省農村振興局整備部農地資源課多面的機能支払推進室の豊室長より、実施状況に関する基調講演があり、その後、それぞれのテーマに沿って3つの活動組織が事例発表を行いました。
 
【事例発表テーマ】
 テーマ1 活動の体制強化
      「金山町の広域化への歩み!1町1組織とは!」
        福島県金山町 金山町農地維持環境保全協議会 五ノ井 氏
 テーマ2 多面的機能の発揮を通じた地域の活性化
      「多面的な地域資源の保全から活用へ~次世代に地域・農業を引き継ぐために~」
        栃木県鹿沼市 板荷畑いつくし美会 亀山 氏
 テーマ3 活動を通じた地域農業の振興
        岡山県吉備中央町 円城広域組織 杭田 氏
 
 
 2日目は、パネラーからの情報提供を基としたパネルディスカッションや会場の参加者間で意見交換と情報共有を通じた活動の更なる充実を目的に、テーマを3つに分け“テーマ別意見交換会”が行われました。
 
     テーマ1 活動の体制強化
     テーマ2 多面的機能の発揮を通じた地域の活性化
     テーマ3 活動を通じた地域農業の振興
 
 
 テーマ2の「多面的機能の発揮を通じた地域の活性化」の会場には約120名が参加し、本県からは、大崎市鹿島台の活動組織『広長地域資源保全隊』代表の高塒氏並びに庶務の吉田氏がパネラーとして出席しました。
 テーマ2では、自然環境の保全や良好な景観の形成等の取組を通じた農産物の高付加価値化、災害の防止や復旧の取組を通じて地域の連携を強化している事例等を取り上げ、多面的機能の発揮を通じた地域の活性化についてパネルディスカッションや意見交換を行いました。
 

 
 広長地域資源保全隊から、ため池のブラックバス駆除と絶滅危惧種「シナイモツゴ」の放流活動を通じ、シナイモツゴが棲むきれいため池の水で栽培された米「シナイモツゴ郷の米」を生産するなどの農産物の高付加価値化した事例や多面的機能支払交付金活動を通じた防災や減災の取り組み、農業用水利施設の更新などの施設の長寿命化の取組などについて発表しました。
 会場からは、「地域の方々を活動に巻き込むコツ」や「役員さん方の事務負担」、「女性の担う役割」などについて多くの質問があり、盛会裏のうちに意見交換会が終了しました。
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